元大相撲力士で、日曜劇場『VIVANT(ヴィヴァン)』にドラム役で出演し、じわじわと注目を集めている富栄ドラム(とみさかえ ドラム)さん。
そのやわらかな笑顔と自然体な雰囲気に、テレビ越しでもなんだかホッとさせられます。
そんな彼を見ていると、ふと「結婚してるのかな?」「どんな人なんだろう?」と気になってしまうんですよね。
いろいろ調べてみると、亡き姉への深い思いや、地元への揺るぎない愛情が、今の富栄さんを支えていることがわかってきました。
今回は、富栄ドラムさんの結婚に関する話題を入り口に、姉との絆や地元での素顔について、あたたかい視点でまとめてみたいと思います。
富栄ドラムさんの結婚事情と姉との深い絆とは?
出典:https://x.com/tomisakae411/photo
名前:富栄ドラム(とみさかえドラム)
本名: 冨田 龍太郎(とみた りゅうたろう)
生年月日:1922年4月11日
出身地:兵庫県神戸市北区
身長: 168 cm
職業: 俳優、YouTuber
富栄ドラムさんは結婚しているのかな?と気になって調べてみたところ、どうやら現在は未婚のようです。
恋愛関係のエピソードもこれまで表に出ておらず、好きなタイプなどもわかっていません。だからこそ、今後ご本人からどんな話が聞けるのか、楽しみにしていたいなと思います。
そして、私がもっと心を動かされたのが、富栄さんの原点には「姉」の存在があったということです。
4歳年上の姉・さやかさんは、幼い頃から病弱で入退院を繰り返していたそうですが、とても明るく頭のいい方だったそうです。
人見知りで内向的だった富栄さんを、いつも笑顔にしてくれるような存在だったと聞いて、胸がじんとしました。
富栄さんが相撲界に進むきっかけも、「お姉ちゃんを助けたい」という思いからだったそうです。
スカウトを受けて伊勢ヶ濱部屋に入門し、懸命に努力を重ね、十両が見えてきた2018年。
そんな矢先に、さやかさんが病気で亡くなってしまいます。
どれほどの喪失感だったかは、想像もできません。
心のバランスを崩し、2020年の9月場所から休場。
そして2021年3月場所で引退。
でも、その先に進む勇気をくれたのも、やっぱりお姉さんの言葉でした。
「龍太郎(富栄さんの本名)は将来大物になる」
「龍太郎だったらできる」
この言葉が、彼の背中をそっと押したんだと思います。
「次は自分が誰かを笑顔にする番」そう思って彼はYouTuberとして新しい一歩を踏み出し、そして今、俳優としても輝いています。
私は、そうした背景を知ってから富栄ドラムさんを見るたびに、笑顔の奥にある強さとやさしさに、ますます惹かれるようになりました。
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富栄ドラムさん、地元・神戸に支えられた原点
富栄ドラムさんの地元は、兵庫県神戸市。
ご両親とお姉さんとの4人家族で育ち、実家は決して裕福とはいえず、経済的に苦しい中で学生時代を過ごしていたそうです。
でも、そんな環境の中でも彼が前向きに生きてきたことが、今の笑顔やたたずまいにきっとつながっているんだろうな…と感じました。
通っていたのは、神戸市立丸山ひばり小学校。
子どもの頃から「プロレスラーになりたい」という夢を抱いていたそうで、小さな頃から心の中に“闘う魂”を秘めていたのかもしれませんね。
中学は神戸市立雲雀丘中学校へ進学。
1年生のときに柔道部に入り、真剣に打ち込んでいたとのこと。その努力が実って、1年目にして神戸市中学校新人柔道大会の71キロ級で優勝。
さらに翌年も、市大会66キロ級で見事に優勝という快進撃。地道な努力を重ねて成果を出す姿は、今の彼の姿勢にも通じているように思えます。
そんな富栄さんの運命が大きく動いたのは、中学3年生の時。
校長先生の「寿司をお腹いっぱい食べさせてあげるから」というユニークな誘いで、地元の相撲大会に出場したんだそうです。本人にとっては軽い気持ちだったかもしれませんが、未経験ながらなんと準優勝。
そしてその場にいたのが、元横綱・旭富士の伊勢ヶ濱親方。富栄さんの可能性を見抜き、スカウトします。
その後、富栄さんは高校には進学せず、伊勢ヶ浜部屋に入門。
まだ10代の少年が、家族を思い、夢に向かって踏み出したその決断に胸が熱くなります。
地元・神戸で育んだ根っこが、今も彼の芯になっている!そんなふうに感じさせられるエピソードばかりでした。
きょうのスポニチに掲載していただきました# #富栄ドラム pic.twitter.com/EQsXP6Vs5J
— とみさかえ★富栄ドラム★ (@tomisakae411) August 5, 2023
富栄ドラムさん、力士としての歩み
富栄ドラムさんは、中学卒業後すぐに伊勢ヶ濱部屋へ入門し、相撲の世界に飛び込みました。
当時、彼は「早く関取になって家族を楽にしてあげたい」と話していたそうで、その言葉からは、家族への深い愛情と責任感がにじみ出ています。
実家があまり裕福ではなかったこともあり、「相撲部屋に入れば好きなものを好きなだけ食べられるんじゃないか」と思ったこともあったとか。
力士としては「突き押し相撲」を得意としていて、生まれつき喘息を持っていた富栄さんにとっては、長時間の相撲を取るのは苦しいこともあったそうです。
その分、一気に勝負を決めるスタイルを身につけていった努力がうかがえます。
2008年3月場所、「富栄(とみさかえ)」のしこ名で初土俵を踏みます。
地道な稽古と体づくりに励み、力士3年目にはなんと30キロの増量に成功。着実に力をつけていく姿は、まさに努力の人。
しかも、富栄さんは“バク転ができる力士”としても話題を集めたことがあり、その身体能力の高さにも驚かされます。
そんな中で、元横綱・日馬富士さんや照ノ富士さんの付け人も務め、土俵の内外で貴重な経験を積んでいきました。ですが、度重なる怪我、そして最愛の姉・さやかさんを亡くしたことが大きな転機となり、2021年春場所を最後に現役を引退することに。
最高位は東幕下6枚目。十両目前というところまで来ていただけに、引退の決断はきっと苦しかっただろうと思います。
けれどその後、彼は新しい道へと踏み出します。
YouTuberとして活動を始め、2023年には俳優としてもデビュー。
苦しい経験も力に変えて、新たなステージでまた人を笑顔にし続ける姿に心を打たれました。
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まとめ
富栄ドラムさんは、兵庫県神戸市出身の元力士。
実家は裕福ではなく、家族を支えたいという思いから中学卒業後に伊勢ヶ濱部屋へ入門し、力士としての道を歩みました。
生まれつき喘息を持ちながらも努力を重ね、「富栄」のしこ名で最高位は東幕下6枚目。照ノ富士さんらの付け人も務めました。
力士を目指す原動力となったのは、病弱ながら明るく支えてくれた4歳年上の姉・さやかさんの存在でした。彼女の死をきっかけに2021年に引退。
現在はユーチューバーや俳優として新たな道を歩んでいます。
結婚については今のところ公表されておらず未婚のようですが、温かく家族思いな姿を見ると、これからの恋愛や人生の歩みにも注目したくなります。
多くの経験を乗り越えてきた富栄ドラムさん。
これからどんな表情を見せてくれるのか、今後のさらなる活躍が楽しみです。
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